南天の実が今年はたくさん実っています!しかし毒があるので・・
我が家の門扉のところとテラスのところに古い南天の木があります。
去年は、9月の選定の時に業者さんがばっさり剪定し過ぎて、実がなる予定の部分も消えてしまっていました。
1箇所だけほんの少し残った状態で、ガッカリしたのを覚えています。
今年は、ちゃんと花に気づいてくれたのか、花が残っていたので期待していました。
南天の実が今年はたくさん実っています!
すると南天の実が今年はたくさん実っています!
庭のあちこちで赤い実がフサフサと実っています^^
嬉しいです。
南天の実は毒がありますが、生薬でもあります
南天の実は、一見美味しそうですが、毒があるので生のまま食べてはいけないんです。
しかし南天は、生薬、漢方薬でもあるんです。
以下に引用します。
ナンテンの毒は、樹皮、新芽、葉、実、など株全体に及び、痙攣、神経麻痺、呼吸麻痺などの毒症状が知られています。 ただし、葉に含まれる猛毒・シアン化水素(俗称『青酸』。化学式HCN)は含有量が僅かであるため、よほど大量に摂取しない限り危険性は殆どなく、『南天葉(なんてんよう)』という生薬にもなっており、健胃、解熱、鎮咳などの作用があるそうです。食品の防腐にも役立つため、彩りも兼ねて弁当などにも入れられますが、これはむしろ、薬効よりも『難を転ずる』という食あたり防止の呪い(まじない)の意味という説もあるようです。
ナンテンの実(果実)は『南天実』と呼ばれる漢方薬として知られ、実を乾燥させたものは咳止めの効果があり、喘息、百日咳に用いられ喉飴としても市販されていますが、本質的にナンテンは有毒で、庭から取ってきてそのまま生で食べたり、安易に試したりするのは危険ですから決してしないでください。
毒も処理すると薬になる例が以下です。
抗アレルギー薬のリザベンが南天の葉から開発された成分というのは、知りませんでした。
果実にはアルカロイドのドメスチンやイソコリジンなどが含まれ、ドメスチンには知覚神経や末梢神経を麻痺させ、心臓の運動を抑制する作用がある。漢方では止咳の効能があり、咳嗽や喘息に用いられる。葉から研究されて開発されたトラニラストは抗アレルギー薬(リザベン)として利用されている。漢方薬の八味丸とあわせ、白内障のかすみ目や視力低下に用いられる。
引用元:http://www.nagaoka-med.or.jp/yakusou/nanten.htm
南天の葉っぱの成分に腐敗を予防する作用があるので赤飯などに飾られています。
お弁当などに南天の葉を添えるのは、腐敗予防になるから便利ですね。
おせちにも飾られたりします。南天が「難を転じて福となす」で災難を避けるといわれる縁起ものだそうです。
ナンジニン(熱と水分でシアン化水素が発生し、それに赤飯の腐敗を予防する作用がある)
引用元:https://www.kanpoyaku-nakaya.com/nantenyou.html
何れにしても、生のままの赤い実は食べないことですね。
しっかり乾燥させてからお茶にしたりすると良いようです。
ただ乾燥にし難いようです。
以下に引用します。
天日でよく乾燥させたものを生薬で南天実(なんてんじつ)といいますが、果実は多肉質(たにくしつ)でなかなか乾燥しません
ナンテンは、十分に乾燥させることが必要です・・・
茶材として、(乾燥させた)ナンテンの果実、葉を刻んで、お茶代わりに飲用します。せき、中風、疲労回復、強壮に
乾燥に時間がかかるようなので、利用するとしたら、飾りですね。
あるいは葉っぱをお弁当に飾りと腐敗予防で入れるのは良さそうです。
今年は、長期間、南天のたくさんの赤い実で庭を彩ってくれるので、嬉しいなと思います。