新海誠(しんかいまこと)のアニメ「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」の感想
Amazonプライムで新海誠の昔のアニメ「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」を見て涙が溢れました。
新海誠さんのアニメで有名なのは、「君の名は。」「天気の子」そして今上映中の「すずめの戸締り」などですね。
「君の名は。」も、とても感動しました
→君の名は。アニメ映画をアマゾンプライムで見た感想
しかしこの昔のアニメみたいですが、「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」は、今までで一番胸に響きました。
27分くらいの動画なのですが、彼女の黒猫ダルの「僕」が語る風景が、共感と切なさを感じさせます。
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私も高校生の頃、飼っていた白ネコのボンとの思い出が蘇って、懐かしいなんともいえない感覚になったからです。
毎日一緒に眠って、一緒に外で遊んで、部屋でもくっついて、幸せな日々でした。
言葉はなくても、わかり合っている一体感を感じたものです。
今でも白い猫を見ると、ボンの生まれ変わりかもしれないと見つめてしまうほどです。
このアニメの中の彼女と彼女の猫も、言葉は通じなくても共に在るだけで、安らぎを感じあっています。
苦しそうな彼女を見守る、ダルの語り口が優しくて、心が癒されます。
猫の時間と人間の時間は、流れる時間が違うけれど、それでもお互いを想い合う姿は美しいなと思います。
ラストシーンもすごく良かったです。
以下にあらすじを引用します。
ある夏の一番暑い日、彼女と、彼女の飼い猫である“僕”の暮らしが始まった。彼女は、通っている短大の卒業を控え、就職活動に追われる毎日を送っている。いつも頑張っている彼女にとって、“僕”と過ごす時間は、互いにひと時の安らぎを感じられる、とても大切なものだった。しかし、家族のことや、友達のこと、将来のこと…いろいろなことがうまくいかず、彼女は次第に傷つき、立ち止まってしまいそうになる。それでも彼女は、背筋を伸ばし、今日も扉を開けて外の世界へと踏み出していく。そんな大好きな彼女のことを、“僕”はいつまでも見守っていたいと思っていた。オリジナル版第1話~第4話に、ロングバージョンのオープニングと新規カットを加えて一本化した特別編集版。
27分と短い中に、彼女の成長の様子や家族や友人との人間関係の悩みなども、猫視点から語られていて、心に響いてきます。
ぜひ、見てみてください。
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